
ひじの痛みって何が原因?-傷病名
ひじの痛みって何が原因?傷病名と症状、治療法:三郷市の新三郷かえで整骨院
はじめに ひじ関節の痛みはどのような病気を考えるか


ひじ関節痛のポイントと疾患名
- 上腕骨内側上顆炎(野球肘)・離断性骨軟骨炎・肘部管症候群
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘・スマホ肘)
- 前腕伸筋炎
- 肘内障
上腕骨内側上顆炎(野球肘)

上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうえん、英: Medial Epicondylitis)は、肘の内側にある上腕骨の内側上顆に炎症が生じる病態を指します。一般的に「ゴルファーズ肘」とも呼ばれますが、スポーツとは無関係な人々にも影響を及ぼすことがあります。この状態は、特に手首と手の指を使う動作が頻繁に行われる場合に発生することがあります。
上腕骨内側上顆炎の主な症状と原因は以下の通りです:
症状:
- 痛み: 肘の内側に痛みが生じ、特に手首をしっかり握る、物を掴む、または腕を曲げる動作時に痛みが増します。
- 炎症: 痛みとともに、内側上顆周辺の腫れや炎症が見られることがあります。
- 弱化: 握力や腕力が低下することがあり、日常生活やスポーツに支障をきたすことがあります。
原因:
- 過度な使い過ぎ: 特にゴルフ、テニス、野球などのスポーツでリピティブな動作をすることが、内側上顆炎の原因になることがあります。
- 姿勢の問題: 不適切な体の姿勢やテクニックが、炎症を引き起こすことがあります。
- 年齢: 年齢とともに組織が弱くなり、内側上顆炎の発症リスクが増加します。
上腕骨内側上顆炎の治療には、以下の方法があります:
- 休息: 使用過多を避け、肘を休めることが大切です。
- 氷: 炎症を和らげるために、氷を肘に数回日中に当てることがお勧めです。
- 治療法: 前腕屈筋にマッサージ、痛みのある場所に半導体レーザー治療、近赤外線レーザー治療、MENS治療やストレッチングを行い、筋肉と腱を強化します。
- サポート装具: エルボーサポートやブレースを使用することで、症状を軽減することができます。
症状が重度で長期間続く場合、治療方法は個々の症状と状態に合わせて決定されるべきですので、整復師の指導を仰ぐことが重要です。
離断性骨軟骨炎

離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこうえん、英: Osteochondritis Dissecans、略してOCD)は、関節内の骨と軟骨に影響を及ぼす病態を指します。この疾患は通常、若い年齢層で見られ、特に膝、肘、または足首の関節に影響を及ぼすことがあります。離断性骨軟骨炎は、骨と軟骨が血流を受けなくなり、部分的にまたは完全に分離する現象を特徴とします。
離断性骨軟骨炎の主な特徴と原因は以下の通りです:
特徴:
- 関節の痛み: 関節内の骨片が分離し、関節の動きを妨げることがあり、痛みを引き起こします。
- 腫れ: 関節内の炎症や腫れが見られることがあります。
- 関節の不安定感: 骨片が分離すると、関節が不安定になり、制御しにくくなることがあります。
- 関節の動きの制限: 関節の痛みや不安定感により、関節の動きが制限されることがあります。
原因: 離断性骨軟骨炎の原因はまだ完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています:
- 血液供給の問題: 若い患者では、骨と軟骨に血液供給が不足している可能性があります。これにより、骨と軟骨が正常に成長および修復できなくなり、離断が発生する可能性が高まります。
- トラウマまたは過度の使用: 関節に繰り返しの負荷や怪我がある場合、離断性骨軟骨炎が発生するリスクが高まります。
- 遺伝的要因: 遺伝的な要因も関与している可能性があります。
離断性骨軟骨炎の治療には、以下の方法が考慮されます:
離断性骨軟骨炎は早期に診断し、適切な治療を受けることが大切です。治療は個々の症状と病態に応じて決定されるべきであり、整骨師の指導を仰ぐことが重要です。
肘部管症候群

肘部管症候群(Elbow Cubital Tunnel Syndrome、または単にCubital Tunnel Syndrome)は、肘の内部にある尺骨神経(ulnar nerve)が圧迫され、痛み、しびれ、および手の力の低下を引き起こす神経障害の一種です。肘部管症候群は、手首から手の小指側までの感覚を担当する尺骨神経が圧迫されることによって起こります。
以下は、肘部管症候群の主な症状と原因についての詳細です:
症状:
- しびれとピリピリ感: 手の小指側、および小指の半分から薬指にかけて、しびれやピリピリ感が生じることがあります。
- 痛み: 肘の内部で痛みが感じられ、特に肘を曲げることや圧力がかかると増します。
- 手の力の低下: 尺骨神経の機能障害により、手の握力が低下することがあります。
- 感覚の鈍化: 尺骨神経の障害により、触覚や温度感覚に問題が生じることがあります。
原因: 肘部管症候群の主な原因は、尺骨神経が肘部の「尺骨管」(cubital tunnel)と呼ばれる部位で圧迫されることです。圧迫が起こる原因として以下が考えられます:
- 肘の屈曲: 肘を屈曲し続けることや長時間肘を曲げた状態で作業を行うことによって、尺骨神経が圧迫されることがあります。
- 肘の外傷: 肘の怪我や外傷がある場合、尺骨神経に影響を及ぼすことがあります。
- 肘の異常: 肘の形や構造に異常がある場合、尺骨神経に圧迫が生じる可能性が高まります。
治療法: 半導体レーザー治療、近赤外線レーザー治療、磁気加振式温熱治療、マッサージ、SSP治療、MENS治療があります。手術では、尺骨神経の圧迫を解消し、神経の機能を回復させるためのさまざまな方法が使用されます。治療法は個別の症状と病態に応じて選択され、整形外科医の指導を受けることが重要です。
上腕骨外側上顆炎:レーザー治療が効果的

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうえん、英: Lateral Epicondylitis)は、通常「テニス肘」(Tennis Elbow)として知られ、肘の外側にある上腕骨の外側上顆に炎症が生じる状態を指します。この状態は、一般的にテニスをする人々に見られるためこの名前が付けられましたが、テニス以外の活動や運動をする人々にも影響を及ぼすことがあります。上腕骨外側上顆炎は、特に腕を使用する動作が頻繁に行われる場合に発生しやすいです。
以下は、上腕骨外側上顆炎の主な症状と原因についての詳細です:
症状:
- 痛み: 肘の外側に痛みが生じ、特に手首を伸ばす、物を掴む、または腕を回転させる動作時に痛みが増します。
- 腫れと炎症: 痛みとともに、外側上顆周辺の腫れや炎症が見られることがあります。
- 弱化: 握力や腕力が低下することがあり、日常生活やスポーツに支障をきたすことがあります。
原因: 上腕骨外側上顆炎の主な原因は以下の要因に関連しています:
- 過度の使用: 特にテニスやラケットスポーツを含むリピティブな動作が、外側上顆炎の原因となります。このような運動で肘を過度に負担することがあります。
- 不適切なテクニック: 運動や作業中の不適切な体の動きやテクニックが、肘に負担をかけ、炎症を引き起こすことがあります。
- 年齢: 年齢とともに組織が弱くなり、外側上顆炎の発症リスクが増加します。
上腕骨外側上顆炎の治療には、以下の方法が考慮されます:
- 休息: 使用過多を避け、肘を休めることが大切です。
- 氷: 炎症を和らげるために、氷を肘に数回日中に当てることがお勧めです。
- 治療法: 半導体レーザー治療、近赤外線レーザー治療、磁気加振式温熱治療、マッサージ、SSP治療、MENS治療
- サポート装具: エルボーサポートやブレースを使用することで、症状を軽減することができます。
症状が重度で長期間続く場合、治療法は個々の症状と病態に応じて決定されるべきであり、整骨師の指導を仰ぐことが重要です。
前腕伸筋炎:マッサージ治療が効果的

前腕伸筋炎(英: Forearm Extensor Tendinitis)は、前腕の伸筋の腱に炎症が生じる状態を指します。この症状は、一般的に腕を過度に使用したり、反復的な動作を行ったりすることによって発生することがあります。前腕伸筋炎はしばしばテニス肘(テニスエルボー)と混同されることがありますが、テニス肘は肘の外側に炎症が生じるのに対し、前腕伸筋炎は肘の内側に炎症が生じます。
以下は、前腕伸筋炎の主な症状と原因についての詳細です:
症状:
- 痛み: 肘の内側部分で痛みが生じ、特に前腕を伸ばす動作時に痛みが増します。
- 炎症: 痛みとともに、内側の肘周辺に腫れや炎症が見られることがあります。
- 弱化: 前腕の伸筋の力が低下し、手首や指を伸ばす力が減少することがあります。
- 運動制限: 痛みと弱化により、前腕や手首の動きに制限が生じることがあります。
原因: 前腕伸筋炎の主な原因は以下の要因に関連しています:
- 過度の使用: 特に前腕を伸ばす動作や手首を使う仕事、スポーツなどで、反復的な動作を行うことが、前腕伸筋に負担をかけ、炎症を引き起こす原因となります。
- 姿勢の問題: 不適切な体の姿勢やテクニックが、前腕伸筋炎の発症リスクを高めることがあります。
- 筋力不足: 前腕の筋力が不足している場合、前腕伸筋が負担を受けやすくなります。
前腕伸筋炎の治療には、以下の方法が考慮されます:
- 休息: 使用過多を避け、肘と前腕を休めることが大切です。
- 氷: 炎症を和らげるために、氷を肘と前腕に数回日中に当てることがお勧めです。
- 治療法: 中周波治療、半導体レーザー治療、近赤外線レーザー治療、磁気加振式温熱治療、マッサージ、SSP治療、MENS治療
症状が重度で長期間続く場合、または保存的な治療が効果的でない場合、手術が必要な場合もあります。手術では、炎症部分の修復や腱の摘出が行われることがあります。治療法は個々の症状と病態に応じて選択され、整形外科医の指導を受けることが重要です。
肘内障

肘内障(Cubital Tunnel Syndrome)は、子供の時に起こる疾患と大人の疾患とは分別する必要があります。この章では大人の疾患に関して述べます。尺骨神経(ulnar nerve)が肘の内部で圧迫され、痛み、しびれ、および手の力の低下を引き起こす神経障害の一種です。肘内障は、尺骨神経が通過する部分である「尺骨管」(cubital tunnel)に問題が生じることによって発生します。この症状は、肘から手首、指にかけての感覚と運動を制御する尺骨神経が影響を受けるため、手の機能に重大な影響を与えることがあります。
以下は、肘内障の主な症状と原因についての詳細です:
症状:
- しびれとピリピリ感: 尺骨神経に圧迫がかかるため、手首から手の小指側までの感覚にしびれやピリピリ感が生じます。
- 痛み: 尺骨神経が圧迫されることにより、肘の内部や手首周辺に痛みが生じることがあります。
- 手の力の低下: 尺骨神経の機能が障害されると、手の握力が低下し、小指から薬指にかけての指を伸ばす力が弱まることがあります。
- 感覚の鈍化: 尺骨神経の圧迫により、触覚や温度感覚に問題が生じることがあります。
原因: 肘内障の主な原因は以下の要因に関連しています:
- 肘の屈曲: 肘を長時間屈曲した状態で作業を行うことや、肘をたびたび曲げ伸ばしする動作が、尺骨神経に圧迫をかけることがあります。
- 肘の外傷: 肘の怪我や外傷がある場合、尺骨神経に影響を及ぼすことがあります。
- 肘の異常: 肘の形や構造に異常がある場合、それらが尺骨神経に圧迫をかけることがあります。
肘内障の治療には、以下の方法が考慮されます:
- 休息: 使用過多を避け、肘と前腕を休めることが大切です。
- 治療法: 中周波治療、半導体レーザー治療、近赤外線レーザー治療、磁気加振式温熱治療、マッサージ、SSP治療、MENS治療
- 装具: 特別な装具やブレースを使用して、肘の位置を補正し、圧迫を軽減します。
症状が重度で長期間続く場合、または保存的な治療が効果的でない場合、手術が必要な場合もあります。手術では、尺骨神経の圧迫を解消し、神経の機能を回復させるためのさまざまな方法が使用されます。治療法は個々の症状と病態に応じて選択され、専門医の指導を受けることが重要です。
三郷市の新三郷かえで整骨院では、これらの肘関節の診察の際にエコー検査にて精密に内部を観察してから治療を行っております。ひじの痛みの治療は三郷市、吉川市、越谷市周辺でエキテンランキング埼玉県1位に輝いた実績のある新三郷かえで整骨院にお任せください。